現在26歳、10年前に矯正治療を終了しており、現在噛み合わせの問題はありません。
- 現在26歳、10年前に矯正治療を終了しており、現在噛み合わせの問題はありません。
しかし、オトガイが大きく後退していること、長年の睡眠時のイビキ・中途覚醒・無呼吸が気になり、顎変形症の保険治療を取り扱う、大学病院口腔外科と美容外科を受診しました。口腔外科外科では
「噛み合わせは一見問題なさそうに見えるが、睡眠時に下顎が後退し、睡眠時無呼吸症候群を併発している可能性がある。顎変形症(下顎後退、オトガイ後退)の疑いあり。」
とのことで、正確な診断を得るため、矯正歯科を紹介されました。美容外科では
「1.寝ている時の下顎の脱臼(後退)は誰にでも起こる
2.顎関節の位置や噛み合わせは見たところまったく問題ない(起きているとき/起きているときの下顎の位置ではなく、顎関節の位置の問題で、あなたの顎関節の位置は正常)
という上で、単純にオトガイだけの問題だと判断し(顎変形症の疑いなし)、矯正歯科の紹介は行わない。
よって保険治療は適用できない。
仮に下顎前進を行う場合、上顎の前進も必要になるはずだ。」
という結果で、レントゲンも何もない状態でのカウンセリングで、このように保険治療を断られてしまいました。美容外科が紹介状を書いてくだされば、提携の矯正歯科で顎変形症と診断してもらい保険治療を進めることは可能だったのではないか、保険治療を行いたくなかっただけなのではないか
と邪推してしまいます。
口腔外科と美容外科の見解がここまで違うことはあるのでしょうか?
やはり、自費治療と保険治療の違いで断られてしまったのでしょうか? - こんにちは、八幡山米山歯科の米山みきです。
見た目の歯並びはきれいだが、寝ている間に顎が後退するということですが、顎変形症かどうかは診断をつけるのは難しいと思われます。
矯正治療を保険診療で行うには、基本的には外科治療が必要となる症例であって、外科治療の不必要な矯正治療の再治療には適応されません。
顎変形症と診断されても外科治療がなければ、保険治療で矯正はできないと考えられます。